朝からあるニュースを見ました。
https://news.livedoor.com/article/detail/16891509/
ソニーとシャープの業績が回復したというニュースですが、これがどうというわけではありません。
僕なんかがやってる経営とはレベルが違いすぎて恥ずかしい限りなのですが、僕も30代の頃は「会社を大きくしよう」などを考えていましたが、これ大きな間違いだったんですよ。いろいろな中小企業の代表者の会などに参加し経営とはなんぞやという話をしているうちに自分を過大評価していたんですよ。自分のやってる仕事が何かも知らず!
そこに気が付いてからは、相談をしてくる後輩などには「自分のやっている仕事をもう一度俯瞰で見てみろ」とそこから話しています。
それは、そのまま拡大できる仕事なのか、もしくはそうでないのかを考えろと言います。
よく中小企業の社長たちが飲み会などで「ビジネスを加速する」という訳の分からぬ言葉を発していますがこれがそもそもの間違いです。まずは『自社の商売を強固』にするからはじめなければなりません。自社の商売が不安定なのに新しい事業に首を突っ込み惨敗して赤字をぶっこきます!
余力のある会社が利益を食い潰す程度でチャレンジするなら良いのですが、借り入れや補助金でチャレンジしたとこはまずダメですね、お金を借りるため補助金をもらうために事業計画が骨抜きになってるためですが、ほとんど3~5年でその計画は頓挫します。確実に!
まず、会社が大きくなるには人材が必要です。新たな人材を受け入れるためには仕事や売り上げの確保、人材などを受け入れるためのシステムも必要となります。
新たな人材というのは、新卒や中途採用の方でもほとんどその会社の即戦力にはなりません。中には「即戦力もいるぞ」という人がいるでしょうがいたとしても10人中1人いれば良い方でしょう。だから『ほとんど』と書きました。
新卒で仕事に慣れていない方、与えられた業務に慣れていない方など多くの人に戦力になってもらうためには、まず業務の細分化が必要になります。
ほとんどの小・零細企業では1から10まで1人の人が業務をします。それの方が早いからです。これは社長がほぼ職人さんだからですね。出来る人なんです。
しかし、従業員を雇うとその人にその1から10はまず無理です。その人の性格や能力で仕事の工程の1か2もしくは4か5の部分しかまずはさせられません。
その人に2つぐらいの工程しか任せられないのであればあと数人雇って全行程が賄える事になります。そうなるとその人たちがする仕事を集めてこなければいけません。それが社長さんや営業さんお仕事です。
こうやって少しずつ増やしていくのですが、中小企業というか小・零細の場合、この分担作業できる仕事かどうかがまず問題になってきます。ここに専門知識が関わってくるのです。料理を作る人、家を建てる人など分担したからと言ってズブの素人が最初からはできません。少しづつ教えて時間をかけてやっとその部分ができるようになります。
補助金を使って一気に人を雇い一気に広げればという人もいますが、補助金は最初からはもらえませんし、それで増やした人材も辞めずにそこに必ずいる保証もありません。考えていた仕事と違ったりして辞めることは多々あります。
もちろん人が入ったからと言って売り上げが上がるわけでもなく、でも給料は払わなければいけません。誰もができそうな商材とそれを販売するシステムを他社から借りてきても、その他社ができなかったことを素人集団が成し遂げることなどできません。
ランチェスターやドラッガーなどいろいろな法則や方法はあるが、間違いではないがそれだけをいきなりやっても無意味で愚か!
まずは自分のところの商材や業務をきちんと見てより改善したり発展させたりしないとその域には達せない。
日本には『一人親方』的な会社が多くあります。
これはそれぞれの社長がそれぞれの道でプロフェッショナルな職人さんなのです。そして税法上会社にしている方が良い場合が多く、会社にしている場合のことが多いです。
このプロフェッショナルな職人さんは社長の肩書きを持っていても、経営者としてのプロフェッショナルではありません。聞きかじった経営学を鵜呑みにしても経営者にはなれません。
また、経理畑から社長になった人は経理のプロであって経営者ではありません。そしてその会社の商材を作るプロでもなければ職人でもありません。
結局、真の経営者は経理も理解し、商材や職人の世界も理解した人でなければいけないのです。
銀行員が会社の経営者になったとしてうまくいくのは一部です。
経営コンサルタントが会社を経営してもうまくいくのは一部です。
どっかの家具屋さんがいましたよね〜
経営者はどうやって育てるのか、それがわかればみんな苦労しないんですけどねw