『ギャラ』でギャラの事を書きましたがw
もうちょっと詳しく書けば、実はもうちょっと細かい費用があります。
これは運営側の事なので、知らなくても良いといえば良いのですが、せっかくなのでw
演者に払われるギャラは実はもう少しだけ安くなります。
それは機材費などです。
会場には音響設備や照明設備、気の利いたところは遠隔操作ができるビデオカメラやプロジェクターの設備なども備えてあります。
音楽のバンドなども扱うライブハウスであれば、ドラムセット、ギターアンプ2台、ベースアンプ1台とあればアップライトピアノか電子ピアノぐらいは置いてあるでしょう、この場合それぞれの購入費用やメンテナンス費や維持費が必要になります。他に音響用のミキサーに各マイクやスピーカーやケーブルなど、もちろん呼びも必要です。あと照明設備は必要ですね。
それぞれを新規で購入するとなれば、ザックリですが楽器アンプ類で最低50万円、音響関連で50万円、照明設備で50万円で役150万円。もちろんこれは安く見積もってなのであれもしようこれもしようと思えば際限無く上がります。最低限度と思ってください。例えば漫才でよく見るマイクですが、あれはソニーの『C-38B』と言うマイクでスタンド別で約15万もしますのでお笑い系のライブをブッキングするかどうかで最初から買うか買わないかになるでしょう。
あと、映像関係ですね、これもピンキリですが40〜50万はするでしょう。
それにオープン時の改装費やテーブルやイス、厨房やドリンクカウンターなどの設備、スケルトン状態から作るのかどうかで違いますが、どんなに安くても最低100万かかるでしょう。
となると、オープンさせるのに300万。月30万の賃貸の契約の場合、業務用なので敷金が6ヶ月に前家賃に不動産屋の仲介料1ヶ月で計8ヶ月で240万、オープンさせてからの運転資金が最低でも50万はいるでしょう、それでも1ヶ月持つかどうか…
最初の仕入れがありますからね〜、最初は現金なんですよ、どうなるかわからないので(^_^;)
これらを合計すると、約600万円は最低かかります。
これをどれだけの年数で回収するかが問題で、機材などには寿命もあります。
そうなると、『ギャラ』で書いた1日の売り上げを10万平均で運営側の取り分を53000円としましたが、本当はもう1万は必要です。
ここで1万とったら年間365万で2年もかからず回収と思うかもしれませんが、例えば毎日使えばドラムのシンバルやヘッド、ギターやベースアンプのスピーカー、ケーブル、照明など、割れたり切れたり壊れたりします。2年もかからずに!
ピアノもプロでもくればその都度調律もしますが、そうでなくても定期的に調律は必要です。毎日使っていれば椅子やテーブル、食器類なども破損はしますので、それぞれの修繕や交換などメンテナンスが必要となります。
それで1日1万余分に取っても足りなくなることがほとんどでしょう。では運営側の利益はどうするのかと言うとドリンク代です。
100人のお客さんが1人1杯500円のドリンクを買ってくれれば5万円の売り上げです。原材料と紙コップ代とほとんどがワンコインの税込なので、残るのは300円×100人で3万円ですが、これは増減がかなりあり安定しません。その日30人しか入らなければチケット代+ワンドリンクの場合15000円の売り上げしかならないので、9000円しか残りません。
ドリンクを出さない場合はチケット代のみで利益を上げないといけないので、チケット代が1200円とか1500円となっていきます。
会場は1人でも多くの人に入ってもらいたいし、また何度も来て欲しいのでチケット代を上げると10代などの若い人はどんどん来にくくなりますよね。
もちろん演者さんも安いギャラで長く続けるのは難しいでしょう、早く多くの固定客を捕まえて満館のワンマンライブをしたいと思っているはずです。
そうでないと、演者さんのギャラは300円とか500円の可能性もありますからね。
ワンマンでチケ代1500円で100人入れることができたら、事務所と折半し演者さん2名なら1人15000円ぐらいにはなるでしょうか、これを高いと見るか安いと見るかですが、これができた時点である意味成功者ではあります。
アマチュアであれば事務所はないので3万はもらえるでしょうが、スケジュール管理や会場との打ち合わせや段取り、諸々の準備を全部しなければなりません。事務所がそれをやってくれれば15000円でも十分かもしれません。
できればもっともらいたいですよね、でも、個人の手取りで1回10万ぐらいと思えば、1000人規模の会場でチケ代2000円でするか、200人規模で10000円とかでするか、この興行を成功できるかどうかでしょう。
ここに行くまでにはとても時間と努力とチャンスや運が必要となります。
10年かけても20年かけてもここにたどり着けない人も多く、でもたった半年か1年で辿りつく人もいます。
だから夢があるのです。
ギャラに上限はありません。だから労働者じゃないんです。
夢に生きるか、地道に会社に勤めるか、これは本人の選択です。
どちらが良いとか悪いとかはありません。
どちらに進んでも本人次第で成功も失敗もします。
目指している人がいるなら、お金のことも知っていてほしいと思います。
その上で稼げる人になってください!